のげ町歯科室_診療所通信 2024.01/01号 笑い \(≧▽≦)/
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2023年、皆さんはどのくらい大笑いしましたか?
かわいい動物たちの珍行動など、思わず笑ってしまう楽しい映像も、SNSなどでたくさん見られるようになりました。「笑う」という行動には、医学的にもたくさんの効果があることがわかっています。
また、笑いはかたちから入っても効果があるのだそうです。作り笑いでも積極的に笑い声を出すことで、体の緊張がほぐれ脳の血流が増えるなど、本当に笑った時に近い反応が起こることがわかっています。 -
子どもは1日におよそ400回も笑うといいます。大人は10~20回だそうです。
そして年齢が増すにつれて笑いの回数もどんどん減ってきてしまいます。「笑い」には、自分や周りの人に『福』を呼び込む作用があります。
ひとりが笑うとその周りにいる人もつられて笑ってしまう、そんな笑いの伝染を皆さんも体験したことがあるでしょう。そして笑いはどんどん増幅されていきます。
なにか問題を抱えて行き詰まっていた人も、周囲の笑いに触れることで気持ちが軽くなり解決策が浮かんだりするかもしれません。 -
「笑い」は私たちの体や心にどんな効果をもたらしてくれるのでしょう。
*免疫機能の向上
私たちの体の中では毎日3,000~6,000個ものがん細胞が発生しているといわれています。
笑うことで神経ペプチド(免疫機能活性化ホルモン)が全身に分泌され、がん細胞を退治してくれるナチュラルキラー(NK)細胞が活性化されることがわかっています。*血圧・血糖値の低下
血糖値はストレスによって上昇します。
笑いは副交感神経に働きかけ、血圧の低下や糖尿病患者の血糖を正常化させる働きもあります。意識的に笑う回数を増やすことでも効果があることがわかっています。*幸福感と鎮痛作用
笑うと脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌されます。
この物質は幸福感をもたらし、痛みや苦しみを軽減する作用もあります。*脳の活性化
笑うという行為は大脳の高度な働きが必要で、脳が発達した人間だからできる行動です。声に出して笑うと情動をつかさどる右脳が活性化されます。
仕事で左脳を酷使している人にとってはリラックス効果をもたらし、脳全体をバランスよく使うことで認知症の予防にもなります。*嚥下機能の向上
声を出して笑うと、唾液の分泌が促され嚥下機能も向上します。
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笑顔の決め手は目と口もとです。
目は脳の新皮質が、口もとは大脳辺縁系が支配しているため、心から楽しいときは目も笑っていてとても自然な笑顔になります。
しかし、意図的な笑顔は口もとが左右非対称にひきつったり「目が笑っていない」と相手に感じとられてしまうこともあるでしょう。
笑顔をつくる表情筋は、よく動かせば発達しますし使わなければ退化してしまいます。☆表情筋エクササイズ
1.『小』笑顔
少しほほえむ感じで口を「イ」の形にして口の両端(口角)を左右均等に引き上げます。2.『中』笑顔
次はさらにもっと口角をつり上げるように笑顔をつくります。
割り箸を前歯4本で軽くくわえて、割り箸より上に口角を引き上げるようにしてみると笑顔が作りやすくなります。3.『大』笑顔
上の歯8本を見せた大きな笑顔をつくりましょう。目じりも下げてやさしい表情で。歳をとると、目もと、口もと、ほおも下がってきます。
表情筋エクササイズは顔全体がリフトアップされるので、若返り効果や小顔効果も期待できます。若々しくはつらつと、たくさん笑って健康で元気に過ごしましょう!2024年! 感情豊かにたくさん「笑って」「笑って」健やかに過ごせる一年となりますように。
2024年1月1日 9:00 AM admin